毛馬閘門(けまこうもん)
淀川から大川に支流が流れる場所(大阪市都島区)に毛馬閘門(けまこうもん)があります。この毛馬閘門は、大川に流れる水量を調整したり、船舶の運航をしやすくする機能があるようです。ちなみに、砂利運搬船が定期的に通過するの見ますね。
毛馬洗堰と毛馬第一閘門
毛馬こうもんの隣には、明治時代に作られたという毛馬洗堰と毛馬第一閘門があります。
日本の最初期の高水工事であり、近代河川史上の高い価値があるとされ国指定の重要文化財となっています。
1910年から1974年まで使用された毛馬洗堰は、右側3門のみが当時のままで保存されています。草に覆われラピュタみたいにもなっていますね。
秋にはこんな感じになりやはり趣がありますね。
毛馬の残念石
毛馬閘門の周りはちょっとした公園のようになっていますが、その中に「毛馬の残念石」というちょっと変わった史跡があります。なんでも江戸時代に大阪城を築城するため、廃城となった京都伏見城から運んでいて川に落ちてしまった石だそうです。使用されなかったのが残念石の由来です。その後、河川改修で発見されましたが、そのまま毛馬に置かれたとこと。
10個ほどの残念石が置かれていますが、どれか残念石かちょっとわかりにくいのも残念です。
工学博士沖野忠雄君之像
毛馬閘門の横には、工学博士沖野忠雄君之像があります。土木技術者として淀川の河川改修工事に大いに尽力・貢献した人物として称えられ、像が建てられています。
与謝蕪村生誕地碑
さらに、毛馬閘門の北側の堤防上には、与謝蕪村(よさぶそん)生誕地碑があります。俳諧の与謝蕪村は、ここ毛馬村で生まれたんですね、
珍しいスポットになっている毛馬閘門エリア。淀川河川敷のランニングや史跡めぐりの散歩などに行ってみるのもいいかもですね。
ちなみに、毛馬こうもんの公園は、4月はさくらが綺麗に咲いていて、プチ桜の穴場にもなっています。
読み | けもこうもん |
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ジャンル | 史跡・観光スポット |
所在地 | 〒534-0001 大阪府大阪市都島区毛馬町3丁目7−8 |
公式WEB | |
Google評価 | [4.0 2022.8] |
その他 |
※掲載情報は、正確性を保証するものではありません。公式サイトなどの情報もご参照ください。
【毛馬閘門 地図】
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